就労支援の取り組み

眼科

 現在、眼科学講座の教室員は30名で女性は15名であり、男女比はちょうど半々です。ここ数年の新入局員は女性の方が多く、近い将来男女比が逆転する日がくるかもしれません。なぜ女性医師が多いかといいますと、眼科の特性として、就業時間内で完結できる事柄がほとんどであり、手術も短時間で体力的な負担がないことから、女性医師のニーズに合う科としての歴史があり、当科の男性医師の理解も高いからだと思います。

 また当教室の特性としては、非常に早い段階(眼科希望であれば研修医)から手術教育を含めた臨床医としての教育システムがあり、2年もすればある程度広い範囲で臨床業務をこなす事が可能です。そのため、子育てで途中で仕事をセーブしてもすぐ復帰することもできますし、最初に子育てに専念して後から追いつくことも可能です。

 キャリア形成の上で子育てや家庭の事情に影響されづらい事も特徴です。実際にみな子育てをしながら専門医を習得しており、男性医師と同じように診療や手術を行っています。研究に関しても子育てをしながら学位取得をされた女性医師も数多くいますし、もちろん開業された先生もいます。

 診療時間や当直、出張、関連病院への異動などもそれぞれの家庭の事情やキャリア形成の希望に合わせて柔軟に対応する事が可能で、子供の病気等で急に仕事を休まなくてはいけなくなってもバックアップ体制ができております。それは女性医師に限ったことではありません。

 ぜひ一度当科で女性医師が生き生きと働いている姿を実際に見て頂ければ納得されると思いますので、興味がある方はお気軽にご連絡下さい。

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